2010年11月02日

守るべきモノ

高橋 克彦の風の陣

道鏡失脚
道鏡の宇佐八幡の宣託を失敗させた嶋足、天鈴のコンビは、道鏡一味の巻き返し策の封じに活躍し、ついには、その失脚に追い込んで行きます。
称徳天皇の死去によって、新たな帝が立ち、刈田麻呂が多賀城にはいることになり、蝦夷はほっとします。しかし、それもつかの間、半年で刈田麻呂は、都に戻されてしまいます。
帝は、紀氏を重く用い、藤原氏を退けようとしますが、バランスをとるために藤原百川に二人は肩入れすることになります。

この巻は、そんな訳で第三巻と今連載中でいずれ単行本として出版されるであろう第五巻のつなぎの巻と言えるかもしれません。
でも、ここで重要な対面があります。やがて、時が経って、蝦夷の問題で両者の側に立つことになる坂上田村麻呂(刈田麻呂の息子)とアテルイの二人が、馬の早駆を競う場面があります。その他にも、東日流の話が登場するなど、この「風の陣」が、いつの時代までを扱うのか知りませんが、この先の時代に大きな影響を与える人物の子ども時代が扱われており、興味深い巻でもありました。早く、次の巻が読みたくなりました。

守るべきモノ
陸奥にとっては都の争いには興味がないのだ。ただ都の権力は陸奥の持つ力を恐れ、支配の手をゆるめない。黄金であり馬が必要だからだ。
都の出来事は陸奥に風を吹かせ、そよ風は大きな風に成長する。
若い世代が台頭し始めても来る。田村麻呂とアテルイが登場し、陸奥を巡る争いは再び舞台の中心を陸奥へと導こうとする。
蝦夷とさげすまされても誇りを捨てない民の姿がうらやましい。
風の陣 風雲篇

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ラベル:高橋 克彦
posted by なつみ at 13:52| 日記 | 更新情報をチェックする
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