2010年10月27日

死生観を考えさせてくれる作品

立花 隆の臨死体験

人体から光子が出る!?
仏教でよく「後光が射す」という。仏像を見ても、西洋の宗教画を
見てみても、後頭部から放射する光のようなものが表現されている。
はたしてあれは何を表現したものなのか?

霊視が出来れば、各個人の霊格によって眉間から出る光の量が
異なることが確認できる。

この「臨死体験」下巻では、人体から光子(フォトン)が出ていることが
科学的に観測できることが紹介されている。
平均的な人間で、3から4秒に一個ぐらい放出されているらしい。

本書の主旨からすれば、少し横道に逸れた話題であるだろうが、
私には興味深い一節であった。

上下巻合わせてかなりのボリュームの本だが、
下巻には巻末に索引が付いており、単語さえ覚えていれば、
後から検索できるようになっている。

臨死体験とは、脳の現象なのか、あるいは事実なのか探ろうとする
ジャーナリスト立花隆氏が、「臨死体験」という非科学的な事象に対して果敢にとり組んだ意欲作です。多くの臨死体験者、そして海外でのレポートを元に、臨死体験とは、脳の現象なのか、あるいは事実なのか探ろうとする。

 膨大な取材と、勉強において完成している1冊です。

超常現象と科学。
臨死体験で起きる超常現象を唯物論者は、脳科学で解明しようとしています。脳死体験は、人種によって体験談に文化的差異が発生していることや再現が困難であること、客観的証拠がないことなど、言わば科学的な立証が成り立ちません。そこで、脳科学者が臨死体験の謎に迫る実験を試み反駁をしています。下巻は、上巻での臨死体験二言論に対し還元論に軸足を置いた内容になっています。立花さんは、還元論の立場にいるとしながらも、脳科学だけでは説明がつかない事例もある、というお考えのようです。超常現象、超能力といったものに対しての個人の考え方が大きく作用してくるテーマですが、それを人間とは何か?という視点で見たのが、この作品であると思います。多くの人は、科学的にものを見、考えると思います。それでも、不思議なこと、奇跡の出来事に触れると、神秘性を感じます。宇宙的にものを考えますと、神秘性の方が強くなってきます。このテーマは、現在の争点を知るまでで、どちらが正しいといえるものではないようです。唯一つ言える事は、臨死体験を経験した人は、死ぬことが怖くなくなり、生きることの喜びを感じるようになったと言います。宇宙飛行士にも地球を外から見て同じようなことを感じた方がおられるようです。また、宗教の神聖な部分と繋がっているようにも思えます。死生観を考えさせてくれる作品でした。
臨死体験〈下〉
サングラス



posted by なつみ at 19:11| 読書 | 更新情報をチェックする
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