2011年07月31日

無い物ねだりをしてみたくなりました

他の方のレビューを読んで、私は「木星」が好きなのだとわかった

評価は大きく二つに分かれるようですね。「期待はずれだった」というレビューに、恐れをなしつつ聴いてみました。
なんのなんの。
そもそもヒットした「ジュピター」は緩やかな中間部に歌詞をつけた作品。本CDは、主にこの中間部のバリエーションで構成されているものだと思えば、まあ、よくまとまっていると思えます。
ホルスト・オリジナルの「木星」まる一曲のアレンジだと期待された向きには、ちょっと物足りなさが感じられるかもしれませんが、これはこれでありだな、と思う私は、自分で思うより「木星」フリークだったのかもしれません。もちろん何曲か入っているフルコーラスもいいですよ。
中学生の頃、音楽の時間に非常勤の先生が、私たち生徒のリクエストに応えてくり返し聴かせてくれた世界のトミタ版も懐かしかったです。
もっとも私には、15年以上前にラジオで一度切り聞いた限りで、以来、タイトルも分からずずっと探していた、「ウィズ・ディス・ラブ」が収録されてたことで、十分元は取った、という満足感があります。
他、オーマンディーもスラットキンも、ブラスもピアノも、それぞれに聴き応えありましたよ。ほんと、好きな方にはお勧めです。

オルゴールがステキ!

100%シリーズはどれもステキですが,このジュピターもまた,ステキなアルバムでした。どれもいいのですが,このアルバムのために作られたというオルゴールバージョンは,アレンジがステキで,癒されます。 
個人的にはエンパイアブラスの演奏も好きです。 ブラスバンドの格調高い演奏です。 

ジュピター好きにはたまりませんが、一般受けするかどうかは微妙ですね

30数年前、始めてホルストの『惑星』を聴いて以来、「木星」の荘厳さに惹かれて、愛聴してきた者です。
昨年、平原綾香さんの歌声による「ジュピター」の大ヒットのお蔭で、このようなコンピレーション・アルバムが企画されたと思います。「木星」ファンとしては嬉しいの一言です。

「木星」の変ホ長調のトリオにあたる荘厳なメロディに対して、様々な演奏で変化をつけたものが収録されています。大好きなスーザン・オズボーンの歌を始めとして、個性的な3人のヴォーカルや、パイプ・オルガン、オルゴールなどの演奏は楽しめました。
イギリスでは、「わが祖国に誓って」という愛国的な歌詞をつけて愛されてきた部分ですので、遊佐未森の日本語の歌詞も違和感なく聴けました。

11種類のバリエーションですが、どうしてもメロディが一緒なので、全部を聞きとおすのは少しだれるように思えます。

私のような「ジュピター」好きには、嬉しいアルバムでしたが、もう少し違う楽器の演奏、もしくは、ロック、ジャズのバリエーションがあればもっと良かったのにと、無い物ねだりをしてみたくなりました。

ジュピター(Jupiter)100%
posted by なつみ at 21:02| 読書 | 更新情報をチェックする

正直惜しい

ベッドに花束映画なので,あまりに悲惨にすると見てもらえないのを心配したのだろう。
あくまでも、奇麗な話として作り上げたかった制作側の意図は伝わった。

悲惨は話を悲惨に描くことは簡単かもしれないが、
悲惨な話を奇麗に描くことは難しいかもしれない。

結婚式という1つの行事に焦点をあてた、よい映画だと思う。

女優がガンらしく見えないのは、悲惨さを強調したくない製作側の意図であって、
女優の責任ではないと思う。

ガンの検診を実施した方がよい若年層に見てもらいたいという意図だと思われる。

メーキングで、最後にベットに花束を置いたのは,亡くなられた方が映画の主人公であったことを象徴している。
映画の最後にも付けてもよかったのではないかと思った。

そうすれば,映画だけを見た人も誤解しなかったかもしれないと思った。
子供向け作品かな死にかけている人を見れば、悲しく、辛く感じるのは当然のことで、
その命が若ければなお更だ。
この映画の中でその当たり前の感情を裏切り、別の視点で感動を与える場面が
あったかといえば、それはノーだ。
どこかで見たり聞いたり、想像のつく内容でしかなかった。
言うなれば、「お涙ちょーだい」作品だ。子供なら興味が持てるかもしれないが。

同じ題材でも、ブスとブ男でキャスティングして涙を誘えれば、まだ救われたかもしれない。
また死別した後の男を描いたほうが、人間臭さが出て面白いのではないか。
一生独身で過ごすのか、すぐ再婚するのか、愛とは何か?とか。

あくまでこれは映画に対するコメントであることを最後に付け加えておく。余命一ヶ月の花嫁 レビュー去年映画で見れなかったので放送やDVDを通じ、今見ました。主人公の瑛太のキャラ、話の流れ、趣旨は物凄く良かったです。
改めて見るとヒロインである千恵の想いが伝わってくる感じがしました。乳がんと戦いながら精一杯生きてきた千恵の姿に感動しました。ただ残念なのが、まずは「これは実話です」ではなく「これはフィクションです。」にして欲しかったです。現実を見せるという点では良い案かもしれませんが、人によっては美化している風に見えてしまうので、もう少し考慮して欲しかったですね。後は言うまでも無く、色々やらせ疑惑問題があった件ですが、もしそれが事実であるならば製作側や監督側は一体何を考えているんだ?と言いたいです。こういう疑惑や不正問題がないように、もうちょっとキャストの選択・調整・扱いを丁寧にして欲しかったですね。正直惜しい作品だなと思います。
総合評価は☆=3です。
余命1ヶ月の花嫁 スタンダード・エディション [DVD]
posted by なつみ at 16:49| DVD | 更新情報をチェックする

2011年07月04日

見事に寄り添うことに成功している

小山実稚恵さん傑作の一つ!
小山実稚恵さんの演奏を最初に観たのは、もしかするとライナーノートに諸井誠さんが最初に観たと語っているテレビ番組と同じかもしれません。ラベルの"水の戯れ"をとても自然に流れるようなタッチで弾いていて、う〜ん凄いなと思ったのを覚えています。彼女の歌い方は、独特で基本的にあたたかく優しい響きがあり、水が流れるように自然な感触で聴いているとなんとも気持ちが良くなります。このアルバムは、ラフマニノフの練習曲、"音の絵"ということで、プレイヤーにもリスナーにも有名なレパートリー。でも、この演奏を聴いても自然発生的なほど滑らかに指が動いていて素晴らしいです。さて、"音の絵"は、Op. 33と39がありますが、39は時代背景的にもよりドラマチックで、悲壮感が全体的に感じられる。個人的にイメージするラフマニノフの心を抉り取られるようなロマンチシズムを39の方により深く感じる訳ですが、彼女の演奏はうまくそこを表現していて、自然な流れの中にも深い感情表現が感じられて聴いた後の満足度がとても高い。最初の頃に比べてこの頃になると表現に広がりがぐっと出て来て、力強く心に響く演奏が全編で聴け感動します。
音楽による絵画表現
 ラフマニノフの練習曲“音の絵”は、技巧的な難しさのみならず、その深い音楽性でピアニストを苦しめる作品であると言われている。音の絵”というタイトルの通り、この作品はある絵画が基本となっているのだが、作曲者はその絵画についてはほとんどを明らかにしないままこの世を去っている。この中で、私は特にOp33−3に注目した。これは、出版直前にラフマニノフ自身がそれを差し止めたままになってしまい、死後にその譜面が見つかったのだが、しかし実はその旋律がピアノ協奏曲第4番の第2楽章の最後に使われていたという、何だか隠された物語のありそうな作品なのである。 さて、彼女のOp33−3だが、冒頭は案外速く、きつめに、そしてどことなく不安を感じさせるように演奏しているという印象を持ったのだが、後半の、後にピアノ協奏曲に使われていた部分、つまり作曲者にとって何か深い意味があったのではないかと思われる部分が実にみずみずしい!木漏れ日を受ける水面には、ゆらめきとともに、いつ、どこで現れるか分からない一瞬のきらめきがあるのだが、ちょうどそれと似た印象を持つ。これほどまでに上質に、強く訴えかける演奏は私は他に知らない。この部分に関しては、恐らく作曲者本人が、心のうちにそっとしまっておきたい思い出があって、それを託したのだろうと私は思っている。もとになった絵画を明らかにしない、そして出版を差し止めるという行為からはそんな印象を得るのだ。そして彼女は、ラフマニノフのそんな気持ちに見事に寄り添うことに成功している、そんな印象を得る演奏なのだ。
ラフマニノフ:「音の絵」作品33 & 39

posted by なつみ at 00:14| 日記 | 更新情報をチェックする

2011年07月03日

秩序の持つ美しさ

何故に軒並み高評価なのか
CDだけでなく、コンサートでも聴いた感想。
クラシックギターという楽器は、誰が弾いてもそこそこの音色が出て心地よい。それゆえに、人気ギターリストには、アーティスト=芸術家というよりも、テクニシャン=技術屋というべき奏者が多いのではないかと思う。ギター独特の音色に、速弾きのテクニックが加われば、それなりの演奏にはなるからだ。
しかし、そこに音楽性はなく、「すばらしい音楽」を聴いた故の感動ではなく、「よく動く指の技術」に感動しているにすぎない。まれにマイナス要素の全てを帳消しにしてしまうほど超高レベルのテクニシャンもいるわけだが、村治にそこまでの力はない。
いわずもながのことではあるが、音楽でメシを食おうという人間であれば、楽譜に書かれた音符と記号をなぞっただけの演奏で足りるはずがない。ノー天気に弦をはじいているとまでは言わないが、そのレベルに聞こえてしまう音楽性のなさ。あるいは、持っている音楽性を肝心の音楽として伝えるだけの力のなさか。
押さえが甘いのか、爪の状態が悪いのか、音の悪さは録音のせいではあるまい。
高評価している方々は、ギターをこの程度の楽器だと思っているのかと悲しくなってしまう。
最初の一枚
この一枚を皮切りにほとんど揃えていますが、このアルバムが一番好きです。包み込まれる心地よさを味わってください。自分の中の好きな弦楽器ランキングでギターの順位がジャンプアップしました。
輝いて誘う
 秩序の持つ美しさについて考えるアルバム。きらめくような音に洗われて、いつしか魂は日常を離れる。 バッハやヘンデルなど曲名は知らなくてもメロディーを知っている曲も収録されているのが嬉しい。
シンフォニア

posted by なつみ at 19:01| 音楽 | 更新情報をチェックする

音の大洪水という感じ

リミックスは出ないか!
この演奏を聴いて感じることは、指揮者・オケ・ソリストの息が本当に良く合っていること。たぶん、中村紘子さんは指揮棒など見ないでも指揮者の息使いまでわかっているのでしょうね。ピアノソロは自信に満ちあふれていながら突っ走ることなく、もちろん置いて行かれることもなく、またオケもピアノに遠慮し過ぎずかつ邪魔することもなく本当にいい演奏ですね。ただレコーディングエンジニアの好みなのか知りませんが、管楽器の位相がおかしいです。まるでステージのグランドピアノの前にトランペットがいるようなミキシングは残念。リマスターリング、リミキシングされて最適なバランスの録音が出たら即買いだと思います。ソニーミュージックに期待します。
チャイコフスキー、ラフマニノフ、ピアノ協奏曲・中村紘子
新年早々中村紘子とプラハ響のチャイコフスキーを聴く機会があって、感動よもう一度とCDを探して、この録音にめぐり合いました。

チャイコフスキーはサントリーホール、ラフマニノフは大阪シンフォニーホールで収録。それぞれ3時間で仕上がったそうで、2007年に東奔西走、多亡な合間に1日でコンチェルト5曲を弾き翌日はチャイコンの審査でロシアに飛んだことからも納得。プロフェショナルな超人。
チャイコフスキーは腕は冴え俊敏軽妙にしてダイナミック、ラフマニノフはロシアのメランコリー幽愁をに歌い上げています。
ロシア国立交響楽団、指揮エフゲニー.スヴェトラーノフ。共演も多くお互いの信頼も深く好演となっています。

1990年の録音ですが、スタンウェイの陰影も、ロシア交響楽団の押し出しの強靭なダイナミックレンジをしっかり乱れることなく捉えています、大型のオーディオ装置ならば確認できるでしょう。
コンパクトオーディオでも聴いてみましたがこのオーケストラの実在感のある響き特徴は確認できました。
個人的には音が薄くなり勝ちなSACDよりも充実感あるのでないかと思います。
価格もリーズナブル。



スヴェトラーノフ会心のラフマニノフ
チャイコフスキーもラフマニノフもどちらも優れているが、ラフマニノフの方が会心の出来ばえ。中村紘子のピアノはテクニックも素晴らしいし音色も美しいが、少々ドライでオケに比べて歌いこみがいまひとつという感じがする。だが、それがかえって、この演奏の場合、オケとのバランスを保つのに一役買っているような不思議な感じがする。どちらの協奏曲も、オケは大編成で、ピアノ協奏曲というよりも「大管弦楽団とピアノのための大交響曲」という感じがする。特に、ラフマニノフのオケ(ソヴィエト国立交響楽団)は聴きもの。これでもか、というくらい一音一音に生命が吹き込まれていて、それぞれのフレーズが大きなうねりとなって、聴く者の耳を襲う。音の大洪水という感じ。どんなに歌いこんでも、それがいやらしくならないのは、ラフマニノフの音楽が指揮者と楽団員の体に染み付き、自然に表現されていて作為的なものがないからなのだろう。後年、スヴェトラーノフが録音した、ラフマニノフの交響曲第2番も同様で、この指揮者のラフマニノフの解釈が一貫したものであり、不変であったことを示しているようだ。同曲のCD,生演奏をいくつも聴いてきたが、この指揮者とオケのコンビによる演奏を超える演奏を、私は今まで聴いたことがない。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番だけを評価すれば間違いなく★★★★★(★5つ)です。(ラフマニノフの最後の最後で、トランペットがフォルテシモで思い切り音をはずしているのに、そのまま商品化してしまうのも、ロシア・オケらしい、と納得させられてしまうのは何故だろうか?)
チャイコフスキー : ラフマニノフ:ピアノ協奏曲

ボディバッグ
キャリーバッグ

posted by なつみ at 01:30| 音楽 | 更新情報をチェックする
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